当て逃げされた

当て逃げされた

このページでは、当て逃げをされてしまった際の事故発生から解決までの流れをご紹介します。

被害事故にあった場合、基本は加害者側の保険会社に対応してもらうことになりますが、加害者が現場から逃げてしまった場合はどうなるのでしょうか。具体的な事例と共にご案内いたします。

事故の状況

Aさんは赤信号で停車中、後方から走ってきた車に追突されました。

後方の車は停止せずそのまま交差点を右折し、走り去ってしまいました。
突然のことで動転していたので、当て逃げした車のナンバーを確認することはできませんでした。

事故発生から解決までの流れ

1.事故発生

1.事故発生

幸いAさんにケガはありませんでしたが、事故直後、安全な場所に停車して車を確認すると、追突された箇所が大きくへこんでいました。

2.事故受付


Aさんはソニー損保へ電話で事故報告しました。

ぶつけた相手が分からないため、相手との示談交渉はできません。

しかし、Aさんは補償範囲の広い「一般型」の車両保険をつけていたため、車の修理費用は補償できることが分かりました。

また、ソニー損保の担当者から指示を受け、Aさんは警察に事故の届出をしました。

3.解決


保険を使うと等級が下がってしまうため、来年の保険料が上がります。

Aさんは、来年から上がる保険料の目安をソニー損保の担当者から聞き、修理費用の見積りと比較して相談しました。

等級は下がるものの、修理費用の見積りが高額になったため、今回は車両保険を使用することにしました。修理費用は全額支払われました。

損害額

項目 損害額
修理代 300,000円
修理中のレンタカー代 100,000円
合計 400,000円

お支払いする保険金

保険種目 お支払金額
車両保険(一般型) 300,000円
事故時レンタカー費用特約 100,000円
合計 400,000円

まとめ

当て逃げの修理費用は車両保険の一般型で補償

当て逃げなど、相手車が分からない事故の場合も、車両保険で修理費用を補償できます。

しかし、「エコノミー型」では補償の対象外となり、補償範囲の広い「一般型」でのみ補償します。

被害に遭ったら警察に連絡を

他の事故と同じく、当て逃げされた場合もすぐに警察に連絡し、事故の届出をしましょう。届出がないと、保険金の支払いを受けられない場合があります。

翌年は3等級ダウン

当て逃げにあい、車両保険を使うと翌年の等級は3等級ダウンします。また、事故あり係数適用期間は3年加算されます(上限は6年)。

その他の事例

※本事例における賠償算定額はあくまで一例です。賠償内容の一般的な金額を指すものではありません。